将来が不安で怖い。
誰かに保証して欲しい。安心したい。安全でいたい。
このような苦しさに駆られるときがあります。
なぜこんなにも不安で、怖いのか。
その原因は、今の自分のままでいることに固執しているから。
未来は誰にもわかりません。でも確実に今とは違います。
だから、今どんなに能力があったとしても、今できることだけで将来にわたって生きていけるわけではありません。
例えば、今、ある程度のWEBのスキルをもっているからといって、10年後は全く役に立たないでしょう。当然なのです。今日、なんとかなったとしても未来にやっていけるかどうかは誰にもわからない。だから不安なのです。
ではどうすればよいのか。答えは自分が変化することです。正確には変化し続けると、決めることです。
自分を取り巻く世界は絶えず変化していく。だから、今のままの自分では当然対応できなくなる。対応できなければ取り残されるからそれは怖い。そんな未来は来てほしく無い。でも、当然、個人に世界の変化を止めることはできません。だから変化していく世界の中で、自分も変化をしていこうと決める。そうすれば不安は和らぎます。
人は変化を恐れます。変わりたくないという性質がDNAレベルで刻まれています。
しかし、変わりゆく世界で、変わらないでいることは矛盾しています。その矛盾が、将来の不安となってあなたを苦しめています。不安とは、変化する世界と、変化しないあなたとのギャップです。未来は誰にもわかりませんが、どのような未来であっても、その時々に変化し続ける自分であれば、そのギャップ、そこから生み出される不安は減っていきます。
将来への不安に苦しんだ時、人は答えを探します。
でも、決まっている答えなどなく、変化していく世界に、あなた自身が変化し、そのギャップをうめていく。
そのために必要なのは、答え探しではなく、世界の変化を見つめる眼。
何が正解かではなく、どのような変化が起きているのか。その上で自分がすべき変化はなんなのか。それを問いかけ、その答えを探し、自分に取り込んでいくこと。それだけが、将来への不安に対する答えなのです。
こうすれば不安はなくなるよ、という静的な答えはありません。
今起きている変化をみつめ、その変化に対して自分はどう変化していくことを決めるか。
これだけが不安の処方箋なのです。
